美味しんぼ

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美味しんぼ
美味しんぼ

美味しんぼ』(おいしんぼ)は、原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる日本漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、1983年20号より連載中。1987年、第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞。

概要[編集]

美味しんぼ

東西新聞文化部社員、山岡士郎栗田ゆう子を主人公に、食をテーマとして毎回様々なストーリーが展開される。本作品は人気を博し、のちにアニメ、ゲーム、テレビドラマ、映画化など様々なメディア展開もなされた。

タイトルの『美味しんぼ』は雁屋による造語で、フランス語の「グルマン」に近い意味である。グルメ漫画および日本のグルメブームの中心となったと一般に言われている。また、題材となる食べ物の種類も、和、洋、中、アジア、精進料理に庶民の食べ物までと幅広い。日本のグルメ漫画を代表する作品ではあるが、軽薄なグルメブームとは一線を画す。食品添加物など食文化に関するもの、食と関係ない様々なテーマについても問題を提起する回もしばしば存在する。

連載は取材のため長期休載することがあり、2000年頃からは1年のうち大半を休むことが多くなっており、東日本大震災などの一つの主題を連続で描く時も途中休載することがあり、休載せずに完結することは少ない。単行本はビッグコミックスより刊行され、単行本の売上は2003年に累計1億冊を突破した。文庫版、愛蔵版、テーマ毎に再編集した総集編、関連書籍(「美味しんぼ塾」「美味しんぼの料理本」など)も刊行されている。第1巻から第60巻までの収録分はネット配信(有料)もされていたが、配信サイト「ライコスジャパン」が日本から撤退したため終了となった。台湾では東立出版社が小学館から正式認可を受けた繁体字中国語版の単行本が『美味大挑戦』というタイトルで刊行されている。

ビッグコミックスピリッツ2008年24号にて、作者や関係者の話し合いにより連載開始から25年間続いた親子の確執を和解させ、物語を一区切りさせた。同時に長期休載状態になっていたが、2009年13号にて連載を再開した。 2016年に終了予定。3月22日に作者が発表した。ヤフー乗っていた

あらすじ[編集]

東西新聞文化部の記者である山岡士郎栗田ゆう子は、同社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに取り組むことになった。しかし、ライバル紙の帝都新聞が、美食倶楽部を主宰する海原雄山の監修により「至高のメニュー」という企画を立ち上げたため、両者を比較する「究極」対「至高」の料理対決が始まる。士郎は海原雄山の実の息子であるが、母親の死をめぐる親子間の確執から絶縁しており、「究極」対「至高」は料理を通じた親子対決であった。

士郎・ゆう子が「究極のメニュー」の担当者に選ばれる(第1巻)、食べ物を通じて諸問題を解決するパターンが出来上がる。初期における士郎・雄山との料理勝負は、いずれも偶然出会って意地を張り合うことで始まっていた。

帝都新聞は雄山が指揮する「至高のメニュー」を立ち上げ、週刊タイム誌上で究極側との同時発表していくことになる。士郎・雄山の対決の場として定着。

東西グラフ誌の企画「世界味めぐり」に士郎・ゆう子らも同行し始め(第21巻 - )、主人公の活動範囲が国内外に広がる。この業務関係者のうちから、士郎・ゆう子それぞれに対し求婚者達が現れるが、同時に両者が惹かれ合っていることを自覚していく。

士郎とゆう子とが婚約。元求婚者達とは良き友人となる。披露宴は究極・至高のメニュー完成発表会(一度目)の場を兼ね、総括的なメッセージを込めた前菜・主菜が発表される。その直後 審査員から究極・至高の続行を要請される(第47巻)。士郎・ゆう子らが新婚生活に苦労する頃、悪徳マスコミ経営者・金上が東西新聞および雄山に攻撃を仕掛ける(第50巻 - )。そうした事件を含めて、士郎と雄山の協力劇が増える。

「日本全県味巡り」が提唱され、これも究極・至高対決の題材となる(第71巻 - )。士郎・ゆう子の間に長男・長女が双子として誕生(第75巻)。両メニューが雑誌として定期刊行を始めた頃から(第86巻)、士郎・ゆう子・雄山は究極・至高メニューの世代交代を考え始める。東西新聞文化部に配属された飛沢周一は、士郎と美食倶楽部との間を行き来し、後継者候補となる(第91巻)。その後、士郎・ゆう子の間に二女が第3子として誕生(第99巻)。

士郎・雄山の和解を望むゆう子は、2度目の両メニュー完成発表会を「相手を喜ばせる」対決とするよう図る(第102巻)。士郎は雄山と過去を乗り越え、父子はついに真の和解を果たすこととなる(2014年第21号)。

登場人物[編集]

詳細は 美味しんぼの登場人物 を参照

用語[編集]

問題となった記述[編集]

11巻で動物の脳を食べるシーンがある。羊や豚の脳は中近東、ヨーロッパ、中国などでは比較的ポピュラーな高級食材ではあるし、日本においても鯨などの脳を食する文化を有する地域があるが、脳は、プリオンが蓄積されている危険部位である。プリオンは加熱しても無害化しない。
ハチミツと半熟卵
2000年10月2日発行の『ビッグコミックスピリッツ』同年42号に掲載された「はじめての卵」(第469話)において、作者の知識不足から、赤ちゃんの離乳食にハチミツと半熟卵を勧めるという話が掲載されて問題になり、同年10月16日発行の『ビッグコミックスピリッツ』同年44号で原作者と編集部が謝罪した。なお、この回は単行本に収録されていない。生後数週から数ヵ月の乳児がハチミツを摂取した場合乳児ボツリヌス症を引き起こす危険性があり(1987年厚生省から通達。そのため蜂蜜商品には「1歳未満の乳幼児には与えないようにして下さい」との説明がラベリングされている)、また卵アレルギーは3歳以下の乳幼児に多くみられるため卵を与えることで発症させる可能性がある。
蛍烏賊(ホタルイカ)
第37巻収録の「生きた宝石」でホタルイカについても作品内で生きたまま食べる描写(ホタルイカの踊り食い)がなされている。作中では肝の美味しさが絶賛されているが、ホタルイカの内臓には旋尾線虫という寄生虫が生息しているため、生食を避けるべきであり、その旨を指導している自治体も多い。
食品添加物
第101巻と第102巻には安部司が実名で登場し、食品添加物を批判している。しかし安部の主張の非科学性や論理的破綻は松永和紀他複数のジャーナリストや科学者により手厳しく批判されている。
特に、『ビッグコミックスピリッツ』2007年48号掲載の「食の安全2」においては、「食品添加物だけをブレンドしてインスタントラーメンの豚骨スープができる」としたが、翌49号では劇中の安倍がブレンドした材料の中に添加物以外に香辛料等も含まれていたため「添加物をもとに豚骨スープができる」と編集部により訂正。更に同年50号で社団法人日本即席食品工業協会からの抗議によって、実際のスープの主材料は「ポークエキス」や「スキムミルク」等の食品素材であり添加物は補助的なものであると認め、再度訂正を行った。この話は第101巻に収録されているが、雑誌掲載時の「こんなのみんな作り物だ!」との安倍の台詞が、「こんなのほとんど作り物だ!」に差し替えられるなど、台詞が大幅に修正されている。辛子明太子の回では、「日本で最も恥ずかしい食べ物」だと書いている。福岡の明太子メーカーが原作者に抗議したが、無視されたままである。
かまぼこの添加物
第6巻収録の「江戸っ子雑煮」において、士郎が市販のかまぼこを「添加物のかたまり」と評したことについて、業界団体から抗議が寄せられた。単行本掲載時には、該当する吹き出しの台詞が変更されている。
遺伝子組み換え作物
『ビッグコミックスピリッツ』2010年23号に掲載された「続・食と環境問題その(8)」にて遺伝子組み換え作物を取り上げたところ、日本学術会議副会長の唐木英明から不正確な記述であるとの指摘を受けた。その後、唐木が代表を務める食品安全情報ネットワークが、『ビッグコミックスピリッツ』編集部に対し訂正するよう要請した。その結果、編集部と食品安全情報ネットワークとが話し合う場を設けることとなり、そこで議論を重ねたものの、双方が納得する合意に達するまでには至らなかった。
マイクロソフト
第59巻収録の「マルチメディアと食文化」でパソコンを取り上げた際に、Macintosh(Mac)派の士郎がMS-DOSとMS-Windows(当時はWindows 95)を激しく罵倒するシーンがある。しかも罵倒されたWindowsユーザーも実はMacユーザーだったというのがオチであり、話を通じてMacを賞賛しWindowsをけなす内容になっている。これに遺憾としたマイクロソフトは『ビッグコミックスピリッツ』に掲載していた広告を中止した。これ以後、登場人物全てがMacを使用している。
六ヶ所再処理工場
『ビッグコミックスピリッツ』2010年1号に掲載された「美味しんぼ」(第591話/食と環境問題)の中で六ヶ所再処理工場に関する内容を取り上げた。日本原燃はこの内容に関して、「一般読者の方々が施設の安全性などについて、誤解をされたり不安を抱かれたりする懸念があります」としてサイトに注意文を掲載した。
木造建築
『ビッグコミックスピリッツ』2010年20号に掲載された「美味しんぼ」で「日本の家屋で木材を、それも国産の木材を使う率は恐ろしく低い」理由は、「ひとつは、日本の建築学会が1959年に木造建築を否定した」ことにある、との記載について、これに反論する解説文を日本建築学会がウェブサイトに掲載した。
醤油
作中で複数回繰り返される「丸のままの大豆」ではなく「脱脂した大豆」を使ったものは本当の醤油ではないという表現に、大手醤油メーカーからクレームがついた。しかし、雁屋によればそのメーカーは後に「特別な日のための」というコピーをつけて「丸大豆醤油」を発売したという。なおこの問題については、両者の違いは油分の有無だけであって技術の進んだ現在では脱脂大豆を使ってもほとんど味は変わらないと主張するメーカーもある一方、大豆の油脂分から「まろやかでやわらかな口当たりと深いコク、穏かな香り」が得られるとしているメーカーもあるなど、業界内でもさまざまな考え方が併存している。

東日本大震災・福島第一原発事故に関する記述[編集]

『ビッグコミックスピリッツ』2014年22・23合併号に掲載された「美味しんぼ 第604話 福島の真実その22」で、山岡や海原ら登場人物が福島第一原発に取材に行った後、疲労感をおぼえたり原因不明の鼻血を出したりするなど、体調の異変を訴え、実在の前福島県双葉町長の井戸川克隆が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と言う場面が描かれた。これに対して読者から「風評被害を助長する内容ではないか」との批判が寄せられ、スピリッツ編集部は「雁屋の実体験に基づいた表現を尊重したが、風評被害を助長するような意図はない」との声明を出した。

これ以前にも雁屋は自身のブログ上で同様の投稿をしており、この件に関して「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」と語っている。後に「責任は全て私にあり、スピリッツ編集部に抗議するのはお門違い」とした。

ただし井戸川が体験したという鼻血問題のメディア提示はこの作品が初出ではない。2012年4月25日参議院の憲法審査会に町長の井戸川は参考人として招致されており、出席した自民党議員の山谷えり子は審査会の最後に、雑誌に掲載されていたという、ほぼ同一の井戸川の意見を引用し政府に「双葉郡民は憲法上の国民ではないのか」と、対策を迫っているが、この際の雑誌掲載や国会での意見引用に関しては政府も自民党も県も双葉町も一切問題としていない。

一方、双葉町は2014年5月7日に小学館に対して抗議文を提出し、抗議文中において、双葉町に対する公的な取材は全くなかった旨を示している他、同町に一部の読者から「福島の農産物は買わない」「福島に住めない」などといった苦情のメールが寄せられ、「県民や町民への差別を助長させかねない」と述べている。同日、福島県のサイトにも抗議文が公開された。

環境大臣の石原伸晃は翌9日の記者会見で鼻血と原発事故の因果関係を否定した上で、『美味しんぼ』の描写によって風評被害を呼ぶことはあってはならないと述べた。

さらにこの続き(5月12日発売号)で、井戸川が主人公らに対しこの鼻血について「(福島第一原発で)被曝したからですよ」と説明する件があるほか、福島大学准教授荒木田岳が除染作業の経験を基にして「福島を広域に除染して、人が住めるようにするだなんてできないと思います」と述べる件が描かれた。これに関連して福島県は「『美味しんぼ』において、作品中に対する特定個人の見解が、恰も(あたかも)福島の現状そのものであるような印象を読者に与えかねないとする表現があり、県内外の多くのみなさん方に不安と困惑を生じさせており、福島県としても大変危惧しております。」との見解を示した。

更に同県知事・佐藤雄平は同日の会見で「登場人物が"福島県内には住むな!!"とする場面について、風評被害を助長するような印象で残念だ」と述べている。スピリッツ編集部はこちらについても「雁屋の意向を尊重し掲載した。騎西高校に避難した方が登場するが、鼻血と疲労の話とは関係ない。特集記事を25号に掲載するのでそれまで待って欲しい」と声明を出している。

福島大学の荒木田が作中で述べたことについては、福島大学側では「個人の見解で、大学としての見解ではない」と公表している。

上記2014年5月12日発売号において、被災した3県のがれきなどの廃棄物の処分を行っていた大阪市でも舞洲など焼却場付近で約8割が健康不安を訴えているとする旨の表現が掲載された。同市長・橋下徹は「漫画でもやりすぎ。作者が取材に基づいているといってるので、事実なら根拠を示すべき」と、事実無根であることを表明している。

なお環境省では5月8日より、これらの事柄に関して、省としての見解を示したページを公開している。

「ビッグコミックスピリッツ編集部」は5月19日発売予定号で「ご批判、お怒りは真摯に受け止めて、表現のあり方を今一度見直していく」とする見解を示すとともに、その次に発売される号から当作品を一時休載することを発表した。編集部の主張によると、本作品の休載は問題発言より前からの決定事項であったとしている。

実際に鼻血が増加したか否かについては、第三者による以下の報告がある。

2011年11月に岡山大学広島大学熊本学園大学のグループが共同で行った疫学的統計を元に、公表された報告書では、双葉町において、体がだるい,頭痛,めまい,目のかすみ,鼻血,吐き気,疲れやすいといった症状が他地域に比して明確に多かったとあり、熊本学園大の中地重晴教授は調査結果を2013年8月に双葉町に報告しているとの見解を示している。

また2012年3月14日参議院の予算委員会において自民党の熊谷大は、三ヶ月間に延べ469名もの児童に鼻血を含む内科的症状が発生した旨記載された、宮城県南地域に位置する小学校の保健だよりを示し、環境大臣の細野豪志に医学的対策を要求している。

一方、2014年5月30日片山さつきが自民党環境部会で福島県相馬地方(相馬市南相馬市新地町飯舘村)で行われた「住民の健康状態に関するアンケート結果」を公表。アンケートは、「相馬地方市町村会」と「相馬郡医師会」に、「事故前と比較して鼻血が出るようになったという症状を訴えた人がいたか」と聞いたもので、相馬地方市町村会では、2011年度に計8695人、2012年度に計11710人、2013年度に計11705人の健康診断を行った結果、「鼻血が出るようになった」と回答した人はゼロであった旨を報告している。

なお雁屋は「福島編」完結後に行うと告知していた一連の問題に関する取材の申し込み、抗議への対応など、自身の見解の表明延期をブログで明かした。雁屋は2014年5月22日付けのブログ記事で「現在海外におり、個別の取材には対応できない。日本への帰国は早くとも7月末になる」「休載は昨年の時点で決まっていた」とコメントした。また、読者からの投書を引用したうえで「原稿と作画が完成していたので、圧力に負けようがなかった」と主張している。なおその「圧力」の発生源、時期などについては一切言及していない。

その他[編集]

  • 作中に登場する「究極のメニュー」から、「究極」が「新語・流行語大賞」の1986年新語部門金賞を受賞した。原作者の雁屋は同年の『NHK紅白歌合戦』の審査員にも選ばれた。
  • 作中で使われる「まったり」(関西方言)も、流行語となった。他にも「貴族的な味」など抽象的な表現が多用され、登場人物らが非常に雄弁に味を語るのも特徴的な点である。
  • 登場人物などの設定に総合芸術家である北大路魯山人に関連した事項を多く使用していることも目立つ。
    • 雄山の芸術活動が書、陶芸、食にまたがる点は北大路魯山人と一致しており、孫弟子との設定をとっている。
    • 雄山の経営する会員制料亭「美食倶楽部」は、魯山人が最初に創業した料亭と同名である。
    • 主人公行きつけの料理屋が「岡星」、魯山人の創業した料亭が「星岡茶寮」である。
    • 「魯山人風すき焼き」「魯山人のご飯」「魯山人のお茶漬け」など魯山人が考案したメニューが紹介されたことがある。また単行本第88巻「器対決!」では、究極のメニュー側が全面的に魯山人の陶芸作品を使用した。
    • 第3巻「料理のルール」における、仏料理店で鴨肉を持参のわさび醤油で食べるエピソードは、魯山人の実話をもとにしたものである。
  • 1980年代末に雁屋がオーストラリアに移住したため、「人種差別のない夢の国」オーストラリアの食材や文化を取り上げることが多くなった。ストーリーでも士郎がたびたび「俺の知り合いの劇画原作者で物好きにオーストラリアに住んでいるやつが…」という前置きで、雁屋本人のエピソードが語られる。ただし、白色人種による原住民や有色人種への差別が話題に出てからは、オーストラリアが好意的に描かれることはなくなった。
詳細は 雁屋哲 を参照
  • 2004年に行われた富山県県知事選挙の広報キャラクターとして山岡士郎らが起用された。富山県は作画担当の花咲アキラの出身地である。この際に使われたキャッチコピーは「究極の一票。」。
  • 作品中で暗に批判の対象となるのは、「JTタバコと当該エピソード掲載時製造販売を独占していた食塩)」「味の素うま味調味料)」「宝酒造(日本酒を主に酒類全般)」。また反捕鯨運動については一貫して批判的であり、水産庁サイドの主張を展開している。
  • くわえて、日本の政治、法律、歴史についても批判的な面が多く、特に戦前の日本軍について完全否定に近いスタンスを取っている。そのため『反日マンガの世界』などで右翼から批判を受けることが多い。
  • 食文化や歴史などで韓国中国との諸問題を描いてあることが多々あり、朝鮮人強制連行についても描かれている。
  • 料理記者の岸朝子と日本料理人の道場六三郎が第46巻に登場。士郎と岸は知り合いという設定で、岸は士郎とゆう子に道場を紹介した。道場はこの中で見事なスッポン料理を披露した。なお、岸朝子はその後も何度か登場している。
  • 2006年4月26日放送分のフジテレビ系『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』で、山岡士郎役の井上和彦が(版権の関係でキャラクターと思わせるシルエット)副音声・トリビアの影ナレを担当した。この時前半で副音声を担当していた肝付兼太(スネ夫と思われるシルエット)に「ぐうたらで有名なんでしょ?」と評された。
  • 政界にも愛読者がおり、第82・83代内閣総理大臣橋本龍太郎も生前に本作品を読んでいた。橋本は作中にも実名で登場している[1]
  • フジテレビの深夜番組「TVブックメーカー」で「来週の『美味しんぼ』で栗田ゆう子は食後一言目に何というか?」が賭けの対象になった事がある。
  • 1985年の雑誌『宇宙船』Vol.27のP87によると、海洋堂で本作のフィギュア化予定があった。当時主流のガレージキット(レジンモデル)のフィギュアであり、海野洋二によって士郎と雄山の原型は完成し、版権が取れ次第販売されると記述されていたが、現在まで未発売である。
  • アニメ版の主演声優(井上和彦、荘真由美)が、それぞれの役を演ずるという形でグルメリポートを行う番組が放映されたことがある。前半はアニメの紹介、中盤は井上と荘による、原作及びアニメにも登場した「根つきのサバ」「ワニ料理」についてのレポート及びクイズ。後半には雁屋が登場し、マッドクラブモルジブフィッシュ鰹節に似た魚の乾物)を使った「雁屋カレー」作りを行なった。
  • アニメ第27話・28話の「激闘鯨合戦」は第27回ギャラクシー賞の選奨に選ばれた。
  • 現実のデータや記事や本などが作中で多く使われているのに反して、鶏肉を食べただけで家族(ゆう子の兄)が誰かわからない程の認知症が治ったり、チゲ鍋を食べただけで二日酔いが治った(そのような科学的根拠はない)り、豚肉を食べただけで癌が治ったり、超能力によって時空を移動し昆布と鰹節の製造工程を見学するなど、"マンガ"ならではの非現実的な描写も少なくはない。
  • 2013年10月12日、連載30周年を記念して「リアル美味しんぼ」と題し朝日新聞読売新聞による究極vs至高のメニュー対決の開催を発表した。また、この企画「リアル美味しんぼ」の公式サイトも立ち上げられた。一方、「山岡と雄山がいなければ意味がない」「企画自体が20年遅れている」と言う評価も存在する。

2016年6月に2007年ドラマの栗田ゆう子がご成婚したがフジテレビのワイドショーで放送されなかった

書誌情報[編集]

2013年8月現在まで

公式[編集]

『美味しんぼ』(ビッグコミックス、第1巻1985年3月発行 ISBN 978-4091807519、第110巻2013年8月発行 ISBN 978-4091853882
ビッグコミックスでは現在、背表紙を各巻金色で統一しているが、かつて1~4巻は金色ではなかった(1巻は青緑、2巻は黄、3巻はピンク、4巻は緑であったが、のちに1~4巻も金色に変更した)。
2003年に第1巻から第41巻までが小学館文庫から刊行された。2010年2月時点で第70巻までが刊行されている(以降は毎月15日に2冊ずつ発売、第1巻ISBN 978-4091925015)。
『美味しんぼア・ラ・カルト』(ビッグコミックススペシャル、50集)
テーマ別に集め再編集されたもの。
『豪華愛蔵版 美味しんぼ』「和」「酒」(2冊セット全30篇)ISBN 978-4-09-179511-3
連載20周年・1億冊突破記念に発行されたもの。特典「特製しゃもじ」と「吉野杉」。
『美味しんぼの料理本』「正」「続」(ビッグコミックススペシャル、2集)ISBN 4-09-187771-0 ISBN 4-09-180266-4
美味しんぼに出てきた料理のレシピを紹介する料理本。
『美味しんぼ塾』(マイファーストビッグブックス、2巻)ISBN 4-09-359381-7 ISBN 4-09-359382-5
原作者によるエッセイ集。

非公式[編集]

『美味しんぼの秘密』(著:佐藤世紀、発行:1994年6月)ISBN 4-88718-255-4
いわゆる「謎本」ブームに出版されたもの。アラ探しに陥りがちな普通の謎本とは一線を画し、キャラクター造形などに踏み込んだ、かなり読み応えのある評論本となっている。

テレビアニメ[編集]

1988年10月17日から1992年3月17日まで、日本テレビ系列で放映。製作はシンエイ動画。全136話。キャッチフレーズは「究極のアニメドラマ」。原作の初期が描かれている。レギュラー放送終了後、2時間のスペシャル版が金曜ロードショーで放映された(「究極対至高 長寿料理対決!!」は1992年、「日米コメ戦争」は1993年)。放送時間は番組開始から1年間は毎週月曜日19時30分 - 20時00分の放送だったが、1989年10月から放送時間を毎週火曜日19時30分 - 20時00分に移動した。

映像ソフトとしてはVHS(話数ではなく、タイトル別となっている)での販売がなされているものの、2013年現在もDVD化されていない。

再放送については、地方ローカル局やCS放送のテレ朝チャンネル[2]などで繰り返し行われている。第1話から放送されているが、オープニングのみ2代目「Dang Dang 気になる」に差し替えられ(中には歌はサビ部分のみ放送、曲が続いている間に提供クレジットを流すなど、OPが数十秒で終わるという極端なカットをしていたケースもある)、EDは放送当時のまま流している。都合により再放送不可の話数が一部存在し、局側でも知らせている。また、日本テレビ本放送時の素材をあまり加工せずに使用している場合もあり、例としてTOKYO MX2010年4月21日から同年11月15日に行われた再放送では、オープニング曲で「YOU」も使用され、かつて実施されていたクリアビジョンのテロップがそのまま表示されていた。

現在はCSの食と旅のフーディーズTVなどで放送されている。

アニメでの放送時に原作の掲載時とは社会情勢が変化したものについてはそれに沿ったり(例:宍道湖淡水化事業→アニメ放送前に中止が決定)、登場人物の台詞(特に罵倒)が原作より抑えられた表現になっていることがある(例:「これに比べたら山岡さんのはカスや」→「山岡はんのとは比べ物にならん」『鮎の思い出』)。

本放送放映当時、新聞ラテ欄の声の出演紹介で、中松警部役の福留功男が出演する回は「福留功男、井上和彦」と、主役の井上より福留が先に表示されていた。福留は当時『ズームイン!!朝!』司会担当で人気絶頂期であり、現役の局アナウンサーの準レギュラー声優出演という珍しい例であった。

声の出演[編集]

詳細は 美味しんぼの登場人物 を参照

スタッフ[編集]

  • 企画 - 務台猛雄(日本テレビ)
  • 監督 - 竹内啓雄
  • キャラクターデザイン - 河南正昭
  • 小道具設定 - 佐藤正浩
  • 美術監督 - 古谷彰
  • 撮影監督 - 斎藤秋男、刑部徹(特別編1)、谷口久美子(特別編2)
  • 録音監督 - 浦上靖夫
  • 編集 - 岡安肇小島俊彦、中葉由美子、村井秀明、川崎晃洋
  • 文芸 - 小松崎康弘→水島努→金井浩
  • 音楽 - 大谷和夫
  • オープニング・エンディングアニメ - 南家こうじ
  • 制作担当/アシスタントプロデューサー - 伊藤響(日本テレビ)、田中敦(シンエイ動画)
  • プロデューサー - 武井英彦(日本テレビ)、加藤良雄(シンエイ動画)
  • アニメーション協力 - スタジオディーン
  • 製作協力 - 遊カンパニー
  • 企画制作 - 日本テレビ
  • 製作 - シンエイ動画

主題歌[編集]

オープニングテーマ
「YOU」(第1話 - 第23話)
作詞 - 平出よしかつ / 作曲 - 和泉常寛 / 編曲 - 大谷和夫 / 歌 - 結城めぐみ
第23話まで本編への導入部にも用いられている。
Dang Dang 気になる」(第24話 - 第136話)
作詞 - 売野雅勇 / 作曲 - 林哲司 / 編曲 - 船山基紀 / 歌 - 中村由真
近年の他社CSでの再放送ではOPに差し替え。
導入部及び劇中に挿入曲としても用いられている。
エンディングテーマ
TWO OF US」(第1話 - 第23話)
作詞 - 平出よしかつ / 作曲 - 和泉常寛 / 編曲 - 大谷和夫 / 歌 - 結城めぐみ
「LINE」(第24話 - 第136話)
作詞 - 売野雅勇 / 作曲 - 林哲司 / 編曲 - 船山基紀 / 歌 - 中村由真
「気づかせたい」(「日米コメ戦争」1993年12月3日放映)
歌 - MiKa
なお、冒頭のサブタイトルが表示される場面では、オープニングテーマ曲(YOU→Dang Dang 気になる)のインストを流していた。

各話リスト[編集]

  • サブタイトル右の※印は再放送における欠番があった回。
話数 放送日 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 原作(エピソード)
第1話 1988年
10月17日
究極のメニュー 中西隆三 竹内啓雄 杉島邦久 河南正昭 「豆腐と水」「味で勝負!」(ビッグコミックス第1巻第1話、第2話)
第2話 10月24日 士郎対父・雄山 小島多美子 遠藤徹哉 「平凡の非凡」「油の音」(ビッグコミックス第1巻第4話、第6話)
第3話 10月31日 野菜の鮮度 田波靖男 水谷貴哉 清山滋崇 「野菜の鮮度」(ビッグコミックス第1巻第8話)
第4話 11月7日 活きた魚 山崎晴哉 松園公 河南正昭
高橋明信
「活きた魚」(ビッグコミックス第2巻第2話)
第5話 11月14日 そばツユの深味 中西隆三 米谷良知 清山滋崇 「そばツユの深味」(ビッグコミックス第2巻第3話)
第6話 11月21日 幻の魚 田波靖男 谷田部勝義 河南正昭
なかじまちゅうじ
「幻の魚」(ビッグコミックス第2巻第7話)
第7話 11月28日 炭火の魔力 山崎晴哉 小林真理 水谷貴哉 清山滋崇 「炭火の魔力」(ビッグコミックス第3巻第1話)
第8話 12月5日 接待の妙 中西隆三 三家本泰美 杉島邦久 河南正昭 「接待の妙」(ビッグコミックス第3巻第6話)
第9話 12月12日 寿司の心 山崎晴哉 佐藤真人 清山滋崇 「寿司の心」(ビッグコミックス第1巻第3話)
第10話 12月19日 料理のルール 中西隆三 松園公 河南正昭
高橋明信
「料理のルール」(ビッグコミックス第3巻第4話)
第11話 1989年
1月9日
土鍋の力 田波靖男 三島孝 清山滋崇 「土鍋の力」(ビッグコミックス第3巻第3話)
第12話 1月16日 ダシの秘密 中村孝一郎 柳田義明 「ダシの秘密」(ビッグコミックス第1巻第7話)
第13話 1月23日 手間の価値 谷田部勝義 なかじまちゅうじ 「手間の価値」(ビッグコミックス第2巻第2話)
第14話 1月30日 横綱の好物 山崎晴哉 杉島邦久 河南正昭 「横綱の好物」(ビッグコミックス第10巻第1話)
第15話 2月6日 日本風カレー ※ 松園公 高木真司 飯田宏義 「日本風カレー(前編・後編)」(ビッグコミックス第12巻第6話)
第16話 2月13日 直火の威力 田波靖男 遠藤徹哉 白日野祖妻 清水恵子 「直火の威力」(ビッグコミックス第4巻第1話)
第17話 2月20日 もてなしの心 中村孝一郎 柳田義明 「もてなしの心」(ビッグコミックス第5巻第8話)
第18話 2月27日 鮮度とスピード 中西隆三 谷田部勝義 河南正昭 「鮮度とスピード」(ビッグコミックス第5巻第9話)
第19話 3月6日 氷菓と恋 杉島邦久 清水恵子 「氷菓と恋」(ビッグコミックス第7巻第7話)
第20話 3月13日 食卓の広がり ※ 山崎晴哉 松園公 なかじまちゅうじ 「食卓の広がり」(ビッグコミックス第4巻第5話)
第21話 3月20日 包丁の基本 田波靖男 遠藤徹哉 河南正昭 「包丁の基本」(ビッグコミックス第2巻第5話)
第22話 3月27日 板前の条件 山崎晴哉 谷田部勝義 飯田宏義 「板前の条件」(ビッグコミックス第4巻第7話)
第23話 4月10日 牛なべの味 松園公 河南正昭 「牛なべの味」(ビッグコミックス第5巻第6話)
第24話 4月24日 中華そばの命 中西隆三 遠藤徹哉 谷口守泰 「中華そばの命」(ビッグコミックス第2巻第8話)
第25話 5月1日 舌の記憶 ※ 山崎晴哉 杉島邦久 なかじまちゅうじ 「舌の記憶」(ビッグコミックス第1巻第9話)
第26話 5月8日 食べない理由 ※ 中村孝一郎 飯田宏義 「食べない理由(前編・後編)」(ビッグコミックス第9巻第2話)
第27話 5月15日 激闘鯨合戦(前編) ※ 田波靖男 遠藤徹哉 菊池城二 「激闘鯨合戦(1〜5)」(ビッグコミックス第13巻第1話)
第28話 5月22日 激闘鯨合戦(後編) ※ 竹内啓雄 松園公 なかじまちゅうじ
第29話 5月29日 旅先の知恵 杉島邦久 飯田宏義 「旅先の知恵」(ビッグコミックス第4巻第3話)
第30話 6月5日 うどんの腰 山崎晴哉 吉永尚之 遠藤徹哉 河南正昭 「うどんの腰」(ビッグコミックス第4巻第6話)
第31話 6月12日 鮎のふるさと ※ 中西隆三 中村孝一郎 久米一成 「鮎のふるさと」(ビッグコミックス第8巻第4話)
第32話 6月19日 ハンバーガーの要素 ※ 山崎晴哉 遠藤徹哉 菊池城二 「ハンバーガーの要素(前編・後編)」(ビッグコミックス第9巻第1話)
第33話 6月26日 新妻の手料理 中西隆三 杉島邦久 なかじまちゅうじ 「新妻の手料理」(ビッグコミックス第9巻第8話)
第34話 7月3日 あわび尽くし 田波靖男 松園公 飯田宏義 「あわび尽くし」(ビッグコミックス第13巻第5話)
第35話 7月10日 トンカツ慕情 遠藤徹哉 河南正昭 「トンカツ慕情」(ビッグコミックス第11巻第5話)
第36話 7月17日 スープと麺 ※ 山崎晴哉 杉島邦久 久米一成 「スープと麺(前編・中編・後編)」(ビッグコミックス第8巻第5話)
第37話 7月24日 にんにくパワー 中西隆三 木下ゆうき 後藤聖一 「にんにくパワー」(ビッグコミックス第13巻第6話)
第38話 7月31日 ビールと枝豆 山崎晴哉 垂永士 石川康夫 菊地城二 「ビールと枝豆」(ビッグコミックス第14巻第2話)
第39話 8月14日 暑中の味 田波靖男 遠藤徹哉 久米一成 「暑中の味」(ビッグコミックス第12巻第1話)
第40話 8月21日 真夏の氷 ※ 中西隆三 松園公 河南正昭 「真夏の氷」(ビッグコミックス第11巻第1話)
第41話 8月28日 技巧の極致 田波靖男 杉島邦久 なかじまちゅうじ 「技巧の極致」(ビッグコミックス第5巻第3話)
第42話 9月18日 大豆とにがり ※ 中西隆三 垂永士 石川康夫 尾津久蛮 「大豆とにがり」(ビッグコミックス第7巻第5話)
第43話 9月25日 青竹の香り 山崎晴哉 遠藤徹哉 久米一成 「青竹の香り」(ビッグコミックス第5巻第2話)
第44話 10月17日 女の華 中西隆三 河南正昭 「女の華」(ビッグコミックス第4巻第2話)
第45話 10月24日 香港味勝負(前編) 米谷良知 遠藤徹哉 久米一成 「香港味勝負(前編・中編・後編)」(ビッグコミックス第11巻第3話)
第46話 10月31日 香港味勝負(後編) 松園公 河南正昭
第47話 11月7日 黄身と白身 山崎晴哉 杉島邦久 なかじまちゅうじ 「黄身と白身」(ビッグコミックス第7巻第7話)
第48話 11月14日 母なるリンゴ 遠藤徹哉 高橋敏雄 「母なるりんご」(ビッグコミックス第14巻第5話)
第49話 11月21日 牛肉の力 田波靖男 久米一成 「牛肉の力」(ビッグコミックス第6巻第7話)
第50話 11月28日 究極の作法 中西隆三 杉島邦久 河南正昭 「究極の作法」(ビッグコミックス第6巻第8話)
第51話 12月5日 レモンと健康 ※ 山崎晴哉 尾糸武 「レモンと健康」(ビッグコミックス第14巻第8話)
第52話 12月12日 魚の醍醐味 松園公 河南正昭 「魚の醍醐味」(ビッグコミックス第11巻第2話)
第53話 12月19日 お菓子と夢 ※ 遠藤徹哉 高橋敏雄 「お菓子と夢」(ビッグコミックス第11巻第4話)
第54話 1990年
1月9日
江戸ッ子雑煮 ※ 中西隆三 久米一成 「江戸ッ子雑煮」(ビッグコミックス第6巻第1話)
第55話 1月16日 しょう油の神秘 ※ 田波靖男 松園公 河南正昭 「醤油の神秘」(ビッグコミックス第3巻第5話)
第56話 1月23日 飲茶(ヤムチャ) 中西隆三 遠藤徹哉 「飲茶(前編・後編)」(ビッグコミックス第8巻第1話)
第57話 1月30日 フォン・ド・ヴォー 田波靖男 杉島邦久 「フォン・ド・ヴォー(前編・後編)」(ビッグコミックス第11巻第6話)
第58話 2月6日 ふるさとの唄 山崎晴哉 遠藤徹哉 久米一成 「ふるさとの唄」(ビッグコミックス第15巻第3話)
第59話 2月13日 飯の友 中西隆三 杉島邦久 河南正昭 「飯の友」(ビッグコミックス第16巻第6話)
第60話 2月20日 キムチの精神(こころ) 遠藤徹哉 「キムチの精神」(ビッグコミックス第10巻第3話)
第61話 2月27日 非常食 田波靖男 松園公 高橋敏雄 「非常食」(ビッグコミックス第12巻第8話)
第62話 3月6日 大地の赤 山崎晴哉 遠藤徹哉 久米一成 「大地の赤」(ビッグコミックス第7巻第1話)
第63話 3月13日 愛の納豆 中西隆三 矢吹勉 松園公 河南正昭 「愛の納豆」(ビッグコミックス第8巻第3話)
第64話 3月20日 サラダと美容 田波靖男 杉島邦久 高橋明信 「サラダと美容」(ビッグコミックス第5巻第7話)
第65話 4月24日 ぼけとつっこみ 遠藤徹哉 河南正昭 「北海の幸」(ビッグコミックス第14巻第3話)
第66話 5月1日 椀方試験 山崎晴哉 殿勝秀樹 「椀方試験」(ビッグコミックス第14巻第9話)
第67話 5月8日 ボクサーの苦しみ 中西隆三 松園公 久米一成 「ボクサーの苦しみ(前編・後編)」(ビッグコミックス第7巻第8話)
第68話 5月22日 卵とフライパン 山崎晴哉 杉島邦久 高橋明信 「卵とフライパン」(ビッグコミックス第6巻第2話)
第69話 5月29日 再会の丼 遠藤徹哉 河南正昭 「再会の丼」(ビッグコミックス第9巻第3話)
第70話 6月12日 玄米VS白米 田波靖男 殿勝秀樹 高橋敏雄 「玄米VS白米(前編・後編)」(ビッグコミックス第12巻第4話)
第71話 6月19日 骨のない魚 山崎晴哉 影山楙倫
松園公
松園公 河南正昭 「骨のない魚」(ビッグコミックス第14巻第4話)
第72話 7月3日 代用ガム 杉島邦久 遠藤徹哉 高橋明信 「代用ガム」(ビッグコミックス第17巻第3話)
第73話 7月10日 豆腐の花 中西隆三 殿勝秀樹 高橋敏雄 「豆腐の花」(ビッグコミックス第12巻第5話)
第74話 7月24日 黒い刺身 山崎晴哉 遠藤徹哉 河南正昭 「黒い刺身」(ビッグコミックス第9巻第4話)
第75話 8月14日 北海の幸 中西隆三 鈴木吉男 松園公 「北海の幸」(ビッグコミックス第14巻第1話)
第76話 9月11日 臭さの魅力 山崎晴哉 遠藤徹哉 「臭さの魅力」(ビッグコミックス第5巻第5話)
第77話 9月18日 ペンションの名物 田波靖男 殿勝秀樹 高橋敏雄 「ペンションの名物」(ビッグコミックス第10巻第2話)
第78話 10月16日 究極のメニューVS至高のメニュー 松園公 河南正昭
第79話 10月23日 究極VS至高 黄身の実力 竹内啓雄 高柳哲司 清山滋崇
第80話 10月30日 根気と自然薯 中西隆三 安藤敏彦 「根気と山芋」(ビッグコミックス第10巻第6話)
第81話 11月6日 潮風の贈り物 山崎晴哉 遠藤徹哉 河南正昭 「潮風の贈り物」(ビッグコミックス第10巻第8話)
第82話 11月13日 究極VS至高 生きている米 中西隆三 鈴木吉男 松園公 「生きている米」(ビッグコミックス第16巻第4話)
第83話 11月20日 究極VS至高 対決!!野菜編 山崎晴哉 野口よしあき 清山滋崇 「対決!!野菜編(前編・中編・後編)」(ビッグコミックス第16巻第5話)
第84話 11月27日 不器量な魚 中西隆三 佐藤真人 河村明夫 「不器量な魚」(ビッグコミックス第18巻第6話)
第85話 12月4日 下町の温もり 遠藤徹哉 河南正昭 「下町の温もり」(ビッグコミックス第15巻第4話)
第86話 12月11日 家族の食卓 寺東克己 清山滋崇 「家族の食卓」(ビッグコミックス第15巻第2話)
第87話 12月18日 不思議なからあげ 松園公 西山明樹彦 河南正昭 「不思議なからあげ」(ビッグコミックス第15巻第5話)
第88話 1991年
1月8日
おせちと花嫁 山崎晴哉 遠藤徹哉 「おせちと花嫁」(ビッグコミックス第10巻第5話)
第89話 1月15日 究極VS至高 餃子の春 田波靖男 寺東克己 清山滋崇 「餃子の春(前編・中編・後編)」(ビッグコミックス第17巻第1話)
第90話 1月22日 究極VS至高 対決!!餃子編 西山明樹彦 河南正昭
第91話 1月29日 真冬の珍味 山崎晴哉 佐藤真人 河村明夫 「真冬の珍味」(ビッグコミックス第6巻第4話)
第92話 2月5日 洋食屋の苦悩 遠藤徹哉 河南正昭 「洋食屋の苦悩」(ビッグコミックス第16巻第2話)
第93話 2月12日 究極VS至高 エイと鮫(前編) 中西隆三 寺東克己 清山滋崇 「エイと鮫(前編・中編・後編)」(ビッグコミックス第17巻第2話)
第94話 2月19日 究極VS至高 エイと鮫(後編) 神谷純 西山明樹彦 河南正昭
第95話 2月26日 及第ガユ ※ 山崎晴哉 寺東克己 河村明夫 「及第ガユ」(ビッグコミックス第21巻第2話)
第96話 3月5日 江戸の味 久米一成 河南正昭 「江戸の味」(ビッグコミックス第26巻第5話)
第97話 3月12日 ばあちゃんの賭け 中西隆三 佐藤真人 河村明夫 「ばあちゃんの賭け」(ビッグコミックス第23巻第6話)
第98話 3月19日 食は三代? 矢吹勉 河南正昭 「食は三代?(前編・後編)」(ビッグコミックス第19巻第5話)
第99話 4月23日 父のコロッケ 田波靖男 寺東克巳 上條修 「父のコロッケ」(ビッグコミックス第27巻第3話)
第100話 4月30日 贅沢な献立 山崎晴哉 久米一成 山中英二 「贅沢な献立」(ビッグコミックス第17巻第4話)
第101話 5月7日 もやしっ子 中西隆三 佐藤真人 河村明夫 「もやしっ子」(ビッグコミックス第23巻第9話)
第102話 5月21日 丼(どんぶり)VSのり巻き 山崎晴哉 池野文雄 吉田実 「のり巻き合戦」(ビッグコミックス第18巻第5話)
第103話 5月28日 グルメ志向 田波靖男 久米一成 奈須川充 「タイのタイ」(ビッグコミックス第26巻第3話)
第104話 6月4日 二代目の腕 ※ 中西隆三 川島宏 吉田実 「野菜の鮮度」(ビッグコミックス第8巻第6話)
第105話 6月11日 五年目のパスタ 田波靖男 久米一成 奈須川充 「5年目のパスタ」(ビッグコミックス第9巻第5話)
第106話 6月18日 思い出のメニュー 山崎晴哉 高柳哲司 佐藤真人 河村明夫 「思い出のメニュー」(ビッグコミックス第2巻第6話)
第107話 6月25日 海のマツタケご飯 遠藤徹哉 「海のマツタケご飯」(ビッグコミックス第17巻第5話)
第108話 7月2日 梅干しの雨 中西隆三 竹内啓雄 川島宏 上條修 「梅干しの雨」(ビッグコミックス第23巻第3話)
第109話 7月9日 杜氏と水 ※ 山崎晴哉 福富博 佐藤真人 河村明夫
奈須川充
「杜氏と水」(ビッグコミックス第19巻第2話)
第110話 7月16日 柔らかい酢 中西隆三 高柳哲司 川島宏 山中英二 「柔らかい酢」(ビッグコミックス第13巻第3話)
第111話 7月23日 料理と絵ごころ 田波靖男 寺東克己 久米一成 上條修 「料理と絵ごころ」(ビッグコミックス第13巻第2話)
第112話 7月30日 ほうじ茶の心 山崎晴哉 佐藤真人 河村明夫 「焙じ茶の心」(ビッグコミックス第18巻第8話)
第113話 8月13日 涼風そうめん 田波靖男 久米一成 奈須川充 「涼風そうめん」(ビッグコミックス第13巻第4話
第114話 9月3日 古酒(クースー) 中西隆三 寺東克巳 川島宏 上條修 「古酒」(ビッグコミックス第10巻第4話)
第115話 9月17日 スパイスの秘密 山崎晴哉 佐藤真人 河村明夫 「スパイスの秘密」(ビッグコミックス第5巻第4話)
第116話 10月15日 新しい企画 田波靖男 松園公 高橋敏雄 「新しい企画」(ビッグコミックス第21巻第3話)
第117話 10月22日 禁断の鳥 山崎晴哉 川島宏 上條修 「禁断の鳥」(ビッグコミックス第21巻第4話)
第118話 10月29日 挑戦精神 中西隆三 佐藤真人 辻久子 宍戸久美子 「挑戦精神」(ビッグコミックス第21巻第5話)
第119話 11月5日 日本の根っこ 田波靖男 寺東克巳 中沢一登 「日本の根っこ」(ビッグコミックス第21巻第8話)
第120話 11月12日 ジャンボ茶碗蒸し 中西隆三 小林孝志 水島努 奈須川充 「ジャンボ茶碗蒸し」(ビッグコミックス第23巻第1話)
第121話 11月19日 命と器 山崎晴哉 高柳哲司 川島宏 上條修 「命と器」(ビッグコミックス第21巻第10話)
第122話 11月26日 辛し明太子 中西隆三 佐藤真人 河村明夫 「辛し明太子」(ビッグコミックス第21巻第9話)
第123話 12月3日 究極VS至高 対決!!スパゲッティ ※ 山崎晴哉 寺東克己 中沢一登 「対決!!スパゲッティ(前編・中編・後編)」(ビッグコミックス第25巻第1話)
第124話 12月10日 恥ずかしい料理 田波靖男 久米一成 水島努 奈須川充 「恥ずかしい料理」(ビッグコミックス第30巻第6話)
第125話 12月17日 年越しうどん 中西隆三 むとうゆうじ 高橋としお 「年越しうどん」(ビッグコミックス第25巻第6話)
第126話 1992年
1月7日
タイのタイ 田波靖男 高柳哲司 川島宏 上條修 「タイのタイ」(ビッグコミックス第26巻第1話)
第127話 1月14日 二人の花嫁候補 寺東克己 水島努 奥野浩行 「二人の花嫁候補」(ビッグコミックス第21巻第7話)
第128話 1月21日 カジキの真価 山崎晴哉 佐藤真人 河村明夫 「カジキの真価」(ビッグコミックス第21巻第6話)
第129話 1月28日 ピザの横綱 田波靖男 高柳哲司 むとうゆうじ 高橋としお 「ピザの横綱」(ビッグコミックス第27巻第5話)
第130話 2月4日 いわしの心 山崎晴哉 寺沢伸介 牧野滋人 中沢一登 「いわしの心」(ビッグコミックス第25巻第5話)
第131話 2月11日 究極VS至高 菓子対決!! 中西隆三 松園公 寺沢伸介 「究極VS至高 菓子対決!!(前編・後編)」(ビッグコミックス第26巻第4話)
第132話 2月18日 天日の贈り物 山崎晴哉 高柳哲司 川島宏 奥野浩行 「天日の贈り物」(ビッグコミックス第29巻第2話)
第133話 2月25日 猿蟹合戦 竹内啓雄 松園公 上條修 「猿蟹合戦」(ビッグコミックス第26巻第7話)
第134話 3月3日 カレイとヒラメ 中西隆三 牧野滋人 むとうゆうじ 高橋としお 「カレイとヒラメ」(ビッグコミックス第26巻第8話)
第135話 3月10日 究極の披露宴(前編) 田波靖男 竹内啓雄 佐藤真人 河村明夫 「究極の披露宴(前編・中編・後編)」(ビッグコミックス第27巻第2話)
第136話 3月17日 究極の披露宴(後編) 寺東克己
SP 12月11日 究極対至高 長寿料理対決!! 山崎晴哉 竹内啓雄
鈴木行
鈴木行 河南正昭 「長寿料理対決!!(1〜7)」(ビッグコミックス第28巻第2話)
SP 1993年
12月3日
日米コメ戦争 「日米コメ戦争(1〜5)」(ビッグコミックス第36巻第5話)

ネット局[編集]

日本テレビ系列 月曜19:30枠
前番組美味しんぼ
(第1話 - 第43話)
(1988年10月17日 - 1989年9月25日)
※ここまで日本テレビ制作
次番組
燃える!お兄さん
(1988年3月14日 - 9月19日)
YAWARA!
(1989年10月16日 - 1992年9月21日)
(以後ytv製作
日本テレビ系列 火曜19:30枠
クイズ!!体にいいTV
(1988年10月11日 - 1989年9月19日)
美味しんぼ
(第44話 - 第136話)
(1989年10月17日 - 1992年3月17日)
クイズ どんなMONだい?!
(1992年4月21日 - 1994年3月22日)

テンプレート:日本テレビ月曜7時台のアニメ

テレビドラマ[編集]

美味しんぼ(1994年 - 1999年)[編集]

フジテレビ系列2時間ドラマ金曜エンタテイメント」(毎週金曜日21:00 - 22:52)で放送されていたシリーズのひとつ。1994年から1999年にかけて放送。全5回。主演は唐沢寿明

アニメ『ミスター味っ子』にも似た大げさな演出表現。平均視聴率16.8%

キャスト(1994年 - 1999年)[編集]

スタッフ(1994年 - 1999年)[編集]

放送日程(1994年 - 1999年)[編集]

  • 第4作は秋のグルメ特別企画として水曜日21:00 - 23:09に放送。
話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出
1 1994年01月07日 超豪華珍品グルメ フグ&タイ究極の味くらべ!!これがホンモノの料理だ!! 土屋斗紀雄 藤田明二
2 1995年01月20日 超豪華珍品料理 卵&カキ&蒸し焼き究極の味くらべ 勝者はどっちだ?
3 1996年11月01日 究極VS至高 生命の対決!
4 1997年10月08日 究極VS至高 心の対決!
5 1999年08月20日 究極VS至高 最後の対決!?

新・美味しんぼ(2007年 - 2009年)[編集]

フジテレビ系列の「土曜プレミアム」(毎週土曜日21:00 - 23:10)で放送されていたシリーズのひとつ。2007年から2009年にかけて放送。全3回。主演は松岡昌宏

キャスト(2007年 - 2009年)[編集]

スタッフ(2007年 - 2009年)[編集]

放送日程(2007年 - 2009年)[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
1 2007年01月20日 倉成柊一郎 浜本正機 14.1%
2 11月17日 華麗なる料理の対決
士郎の究極のメニュー雄山の至高のメニュー因縁の父子の愛憎劇と2人を繋ぐ秘密の味
11.1%
3 2009年11月14日 海原雄山VS究極七人のサムライ! 樫田正剛

テレビ関連の特別番組[編集]

2007年1月16日、フジテレビの単発特別番組枠カスペ!」にて『美味しんぼ塾 ラーメン道〜日本全県グランプリ〜』が放送された。本作とはほぼ無縁の、ラーメン特集番組だった。

勝負は日本全国から代表となったラーメンを審査員が点数制による審査、上位2店が麺とスープのみのラーメンで決勝審査を行う。☆が優勝、★が準優勝。

  • 北海道代表「北の花咲や」(札幌市)☆
  • 東北代表「山忠村上」(青森県)
  • 中部代表「喜八」(富山県)
  • 関東代表「69'N'ROLL ONE」(神奈川県)
  • 関西代表「カドヤ食堂」(大阪府)
  • 九州代表「博多新風」(福岡県)★

映画[編集]

漫画を忠実に実写化したドラマと違って設定をかなり変更してあり、大原社主が昔から士郎の後見人になっていたりと、ごく基本の設定だけを生かしたほとんどオリジナルの作品となっている。原作者は「映画である以上リアリティを追求するのはやむを得ない」とこの改変を(公的な場では)承認している。

雄山が漫画のような偉丈夫ではなく、むしろモデルの北大路魯山人に近いイメージの三國連太郎が演じていて、性格も原作ほどの激しさはなくなっている。三國が雄山を演じることについては、原作者の要望である。士郎と雄山の配役を、実際の親子である佐藤浩市と三國が演じていることが話題になったが、これも三國に雄山役のオファーがあった際に、三國が士郎役として佐藤を指名している。ちなみに三國と佐藤はこの当時は確執があり、親子でありながら互いに「佐藤くん」「三國さん」と名前で呼び合う間柄であり、会見でもかなり気まずい雰囲気であり、役柄そのままの状態だった。

海原の妻ははつえという名前を与えられている。

キャスト(映画)[編集]

スタッフ(映画)[編集]

  • 監督 - 森崎東
  • 製作者 - 奥山和由村上光一、田中迪、峰谷紀生、大野茂
  • プロデューサー - 中川滋弘、田沢連二、久板順一朗、武政克彦、亀井修、齋藤久臣、瀬島光雄
  • 脚本 - 丸内敏治、梶浦政男
  • 撮影 - 東原三郎
  • 音楽 - 井上堯之
  • 音楽プロデューサー - 飯田則子、高石真美
  • 美術 - 横山豊
  • 編集 - 鶴田益一
  • 衣装(デザイン) - 宮田孝、鳥野圭子
  • 録音 - 原田真一
  • スクリプター - 長谷川幸子、梶浦政男
  • 助監督 - 太田聖規
  • 照明 - 粟木原毅

ゲーム[編集]

美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負[編集]

詳細は 美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負 を参照

美味しんぼ DSレシピ集[編集]

2007年3月8日バンダイナムコゲームス・ナムコレーベルから発売。収録レシピは119種類。各料理のレシピのほか、その料理が登場する原作漫画(各1 - 3ページ)、材料や道具・技法などの豆知識、それらの情報を用いた「クイズ究極VS至高」が収録されている。

パロディー[編集]

作中に登場するパロディー[編集]

  • 士郎とゆう子が鮎のことを聞きに行った釣り雑誌「釣り馬鹿オリジナル」の編集部員として、『釣りバカ日誌』風のキャラクター(鈴さん似の編集長、浜ちゃんや朝本似の編集者)が出たことがある。アニメにも若干手直しされながらもそれと気付くキャラクターがそのまま登場(第8巻「鮎のふるさと」124ページ)。
  • 「究極のメニュー対金上」の士郎・ゆう子と極亜テレビ社長の金上が対決する場面で、会場客席に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津巡査長中川巡査の姿が見受けられる(第52巻165ページほか数コマ。ただしこの作品は集英社の『週刊少年ジャンプ』の作品である)。余談であるがドラマのこち亀最終回に栗田ゆう子が両津の先生として登場した。また両津とはラブストーリーと新撰組でも共演した
  • 周大人の家に置かれている漢字の書かれた屏風に「高橋留美子」「めぞん一刻」「管理人」「宮崎駿 風の谷」「宇留星奴等」などの文字が見える(第5巻「青竹の香り」・第8巻「飲茶」) 。
  • 栗田ゆう子の出身大学の学園祭にタレント「怪家イワシ」という出っ歯の芸人が登場。持ちギャグは「なーんやそれ」。
  • 快楽亭ブラックが出演している寄席の出演者を記した幟に「てるお・はるお」「ライト兄弟」と出ていた物があるが、いずれもダウンタウンの昔のコンビ名である。また、ダウンタウンには「ひとし・まさし」というコンビ名もあったが、第23巻「もやしっ子」では富井副部長の息子、ヒトシの友人でマサシという子供が登場している。
  • 劇中に出てくるバーで「馬鹿の巣」という店が出て来るがこれは『笑ゥせぇるすまん』で出て来るバー「魔の巣」のパロディーで店の作り、雰囲気もほぼ同じ。
  • 第53巻「遺産の価値」にて藤田というアウトローな鑑定家が登場するが、美味しんぼと同じく『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた「ギャラリーフェイク」の主人公である藤田玲司に酷似している。

他作による本作のパロディー[編集]

  • 他の漫画・アニメ・ゲームにおいて『料理』がテーマとなっているエピソードに、パロディとして、山岡士郎や海原雄山を思わせるキャラクターが登場したり、登場人物の料理批評時に試食する該当キャラクターの容姿が士郎やゆう子、雄山など本作登場人物に似たりする場面などが多々あり、パロディの定型の一つとなっている。例に、『銀魂』、『みなみけ おかえり』、『大魔法峠』、『風来のシレン』、『THE IDOLM@STER』、『ケロロ軍曹』など。
  • アニメ版『ミスター味っ子』(サンライズ製作)には主人公の友人として、両親が新聞社に勤務している山岡姉弟というアニメオリジナルキャラクターが登場していた。このキャラクターについてはミスター味っ子の登場人物#日之出食堂を参照すること。

脚注[編集]

  1. 単行本第65巻「オーストラリアの危機」第1話。
  2. 製作会社のシンエイ動画は2003年からテレビ朝日と資本提携し、2009年にテレビ朝日の連結子会社となっている。

外部リンク[編集]