神奈川県立相模向陽館高等学校

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神奈川県立相模向陽館高等学校(かながわけんりつ さがみこうようかんこうとうがっこう)は、神奈川県座間市に所在する県立高等学校である。

偏差値は36で神奈川ワースト5。ちなみにここより下の高校は35の大楠高校、34の秀英高校厚木中央高校清心女子高校の4校のみ。

概要[編集]

座間方面多部制定時制高校として設立準備され、相模向陽館高等学校として2010年4月に開校する。

廃校となった神奈川県立ひばりが丘高等学校の校地、設備をそのまま使用する。1学年は8学級規模(午前部4学級、午後部4学級)。神奈川県立としては唯一の定時制単独校である。修業年限は4年。

また開校と同時に神奈川県立座間養護学校高等部の分教室も同所に設置される。

設置課程[編集]

  • 定時制課程 普通科(単位制)
    • 午前部
    • 午後部

沿革[編集]

  • 2009年11月 設立認可
  • 2010年4月 開校

最後の夏「非情」の4連続敬遠…監督の胸で涙(2013年7月)[編集]

夏の高校野球神奈川県大会は11日、11球場で1回戦22試合が行われた。

高校通算39本塁打 増田一樹主将(相模向陽館3年)

「最後くらい勝負してくれ。勝負してくれればホームランを打てる」。

7点差をつけられた7回に迎えた第4打席。ここまでの3打席は全て敬遠。勝負を渇望していたが、二死走者無しの場面で相手が選んだのは、またもや敬遠だった。

中学時代、所属していた硬式野球チームの仲間と関係がこじれ、一度野球から離れた。しかし、大好きな野球への気持ちを忘れられず、相模向陽館が初出場となった昨夏、主戦として出場。初戦でコールド負けを喫したが、再び野球ができる喜びをかみしめた。

「必ず夏に1勝する」。

先輩の引退後、唯一の2年生として、4人になった野球部の主将を任された。昨夏の力投を見た後輩たちが「野球を教えてください」と次々に入部し、18人にまで増えた。

野球経験の乏しい後輩とキャッチボールからやり直し、自身も走り込みを重ねて完投できる力をつけた。特にバッティングは本屋敷隆裕監督とマンツーマンでスイングを見直し、今大会までに高校通算で39本塁打を放つまでに成長。この日もプロ野球チームのスカウトが視察に訪れるほど、実力を身につけていた。

それなのに、最後の夏に一度もバットを振ることができなかった。高津の田中健次監督は「増田君とはどんな状況でも勝負をしないと決めていた。非情だが最善の道」と内心を吐露。本屋敷監督は「勝負なので仕方ない。けれど悔しいの一言に尽きる」と涙した。

試合後、兄のように慕ってくれた後輩全員に「頑張れよ」と声を掛けた。「野球ができることが本当にうれしかった。仲間と過ごした時間は最高だった」。最後は本屋敷監督の胸で目いっぱい感謝の涙を流した。

交通[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]