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テンプレート:Infobox 仮名 テンプレート:五十音 は、日本語に使われる文字片仮名の「」を小書きにした字体の文字で、主に数助詞や連体助詞「」の用途として使用される。片仮名の「ケ」とは由来を別にし、「箇」または「个」の略字とされる。

数助詞や助詞「」の用途として使用される場合は、「か」、「が」、「こ」と発音される。また、表記としては大きな「ケ」を使うこともある。

「个」は、「箇」の竹かんむり部分、あるいは「介」の略字から来ていると考えられている。なお「箇」は「個」の異体字であり、意味の違いはない。

平仮名の「」という文字もあるが、数助詞や助詞「」の用途で使用することは一般的ではない。

用途[編集]

  • 助数詞「箇」「個」の代わりに使われる。
    • 例:3ヶ、4ヶ所、5ヶ条、6ヶ月
  • 主に地名を表す固有名詞の中で、連体助詞「が」の代わりに使われる[1]
  • 方言で語尾が「〜っけ」という場合に「〜ヶ」や「〜」が使用されることがある。

読み[編集]

  • 「か」および「が」、「こ」と読まれる。
  • 助数詞の場合は原則として「か」と発音するが、稀に「こ」と発音する場合もある(例:2ヶの賽)。
  • 助詞「が」の用途で使用される時は、「が」と発音する。
  • 方言の語尾で使用される時は、「け」や「っけ」と発音される。

ヶ に関わる諸事項[編集]

  • 「カ」と発音される場合、「」と書かれることもある(4ヵ所、5ヵ条、6ヵ月)。
  • JIS規格では「小書き片仮名ケ」、Unicodeでは「KATAKANA LETTER SMALL KE」と、いずれも片仮名「ケ」を小さくした文字としている。
  • JISキーボードは、「:」のキーをかな入力シフトキーを押しながら入力したとき「ヶ」が入力されるようになっているが、環境によっては実際には入力できないことも多い。
  • 中国簡体字では「」が、「個」や「箇」に対応する正規の字体である。

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. 自治体によっては、正式表記に大きな「ケ」を使っている(袖ケ浦市、鎌ケ谷市など。外部リンク先参照)。また、市ヶ谷は、東京地下鉄(メトロ)の駅名でのみ「市ケ谷」と表記され、東京都千代田区の「かすみがせき」は住所表示が「霞が関」、地下鉄の駅名が「霞ケ関」となっている。このように表記は揺れる場合がある。たとえば住所表示が「雑司が谷」であっても「雑司ヶ谷霊園」、「雑司ケ谷停留所」、「雑司谷中学校」があるし、七里ヶ浜は住所表示で「七里ガ浜」でも江ノ島電鉄の駅名は「七里ヶ浜駅」である。なお、中国語での表記はこの「ヶ」や「ケ」は省略される。

外部リンク[編集]

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